病院長挨拶 福徳雅章 MASAAKI.FUKUTOKU  医療には「救う」という側面だけではなく、「支え、寄り添う」という側面も大変重要です。ホスピスや緩和ケアのあり方は「支え、寄り添う医療」のお手本であり、その根底に流れる理念(ホスピスのこころ)はまさに医療や介護の原点であると感じています。 函館おしま病院は、平成14年に前身である渡島病院よりバトンを引き継ぎ再出発しましたが、全職員がホスピスのこころを持って業務に当たるべく、「癒し癒される心からの医療」という理念を掲げました。この理念には、患者さんと医療者という関係である前に、お互いに一人の人として向き合い、対等かつ双方向性の関係性を築くという思いを込めています。もちろん対等と言っても、患者さんは病気を抱えた弱者ですので、そのことを忘れてはいけません。 入院機能は、平成16年からホスピス病棟(緩和ケア病棟)20床と介護療養型病床36床です。前者は主としてがんを抱え苦痛症状の緩和を必要とする方、後者は長期的に医療と介護を必要とする方の入院をお引き受けしております。いずれも、その人らしさを尊重し、QOL(生活の質)を重視した関わりを多職種協同で行っています。 外来機能では、一般内科外来を中心に、がんを抱える方のための緩和ケア外来も定期的に開いています。強化型在宅療養支援病院として訪問医療も積極的に行い、特に人生の最終段階においてお家で過ごしたいと希望される方には、訪問看護ステーションと連携して、24時間体制で支援しています。 平成15年12月には、日本医療機能評価機構の認定施設にもなり、病院として第三者からの評価もいただきながら、継続的に質の向上に努めています。また、地域の中では、緩和ケアの普及・啓発活動の一貫として講演活動も積極的に行い、南渡島地域包括緩和ケアネットワーク(MOPN)、道南在宅ケア研究会の発足・運営にも関わっています。 いずれの部門も、全人的ケア・家族ケア・チームケアを柱として、患者さんやご家族と同じ目線に立った関わりを持つよう努めています。今後もホスピスのこころを持って、自院の役割を認識しながら、地域の中に開かれた病院づくりに、職員一同、努力してまいります。  昭和36年昭和61年その後平成10年平成14年 1月    翌月福徳雅章(ふくとくまさあき) Profile 函館市生まれ。金沢医科大学卒業同大血液免疫内科助手、同大血液センター副部長を兼任特別医療法人栄光会 栄光病院(福岡県)勤務旧医療法人敬仁会 渡島病院勤務理事長・院長に就任。  医療法人敬仁会 函館おしま病院と改名現在に至る【所属学会】日本緩和医療学会  日本内科学会日本リウマチ学会  日本サイコオンコロジー学会日本死の臨床研究会  Essay福徳雅章のエッセイ

 

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病院長挨拶 福徳雅章

MASAAKI.FUKUTOKU

 

  医療には「救う」という側面だけではなく、「支え、寄り添う」という側面も大変重要です。ホスピスや緩和ケアのあり方は「支え、寄り添う医療」のお手本であり、その根底に流れる理念(ホスピスのこころ)はまさに医療や介護の原点であると感じています。

 函館おしま病院は、平成14年に前身である渡島病院よりバトンを引き継ぎ再出発しましたが、全職員がホスピスのこころを持って業務に当たるべく、「癒し癒される心からの医療」という理念を掲げました。この理念には、患者さんと医療者という関係である前に、お互いに一人の人として向き合い、対等かつ双方向性の関係性を築くという思いを込めています。もちろん対等と言っても、患者さんは病気を抱えた弱者ですので、そのことを忘れてはいけません。

 入院機能は、平成16年からホスピス病棟(緩和ケア病棟)20床と介護療養型病床36床です。前者は主としてがんを抱え苦痛症状の緩和を必要とする方、後者は長期的に医療と介護を必要とする方の入院をお引き受けしております。いずれも、その人らしさを尊重し、QOL(生活の質)を重視した関わりを多職種協同で行っています。

 外来機能では、一般内科外来を中心に、がんを抱える方のための緩和ケア外来も定期的に開いています。強化型在宅療養支援病院として訪問医療も積極的に行い、特に人生の最終段階においてお家で過ごしたいと希望される方には、訪問看護ステーションと連携して、24時間体制で支援しています。

 平成15年12月には、日本医療機能評価機構の認定施設にもなり、病院として第三者からの評価もいただきながら、継続的に質の向上に努めています。また、地域の中では、緩和ケアの普及・啓発活動の一貫として講演活動も積極的に行い、南渡島地域包括緩和ケアネットワーク(MOPN)、道南在宅ケア研究会の発足・運営にも関わっています。

 いずれの部門も、全人的ケア・家族ケア・チームケアを柱として、患者さんやご家族と同じ目線に立った関わりを持つよう努めています。今後もホスピスのこころを持って、自院の役割を認識しながら、地域の中に開かれた病院づくりに、職員一同、努力してまいります。

福徳雅章(ふくとくまさあき) Profile 昭和36年   函館市生まれ。昭和61年   金沢医科大学卒業その後    同大血液免疫内科助手、       同大血液センター副部長を兼任平成10年   特別医療法人栄光会        栄光病院(福岡県)勤務平成14年 1月 旧医療法人敬仁会 渡島病院勤務翌月     理事長・院長に就任        医療法人敬仁会        函館おしま病院と改名現在に至る

【所属学会】日本緩和医療学会日本内科学会日本リウマチ学会日本サイコオンコロジー学会日本死の臨床研究会 

 

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